先日、この暑さで体調を崩した後
3ヶ月振りにご連絡をいただいた90代後半のお客様。
サ高住で、おひとりの生活をとても頑張っておられる。
やっと座位を取れるようになったので、と声がかかった。
もちろん、施設訪問時はベットに横たわる状態でも
泡足浴をしたり、爪切りをしたりできるので
その事はお電話でお伝えしてあるのだが
やはり、これまでどおりの「座って」という
イメージがおありなのかもしれない。
元々浮腫がある方だが、疾患により浮腫が増していた。
麻痺や浮腫のある方の爪切りは難しい。
その方の状態にもより、決まりがないからだ。
手の拘縮により、不自然な態勢での爪切りが必要となる方もおられたり
足底や足趾の加圧の場所も、それぞれ違うので
マニュアル通りにはいかないのだ。
写真はケア前のものだが、ケアの後は爪周りの血行も促進し
わずかながら足を上げていることもあり浮腫が若干落ち着いた。
一度麻痺と浮腫のある方の足爪のケアについて
皮膚科受診の同行をさせていただいたことがあるが
医師も「いろいろと試してみないと分からない。」と言っていた。
この方の場合は、歩行頻度が減り、それでも生活動作を継続するうえで
爪に負担のない長さをキープしつつ
加速するであろう爪の巻き具合を見ていかないと
いけないなぁと、その場で考えて判断をした。
久々のご利用で、軽快なトークを伺いつつ
お身体の負担を考え手早く施術。
私がいる間に、爪切り以外の困っている事の簡単な御用聞きもした後は
すぐに横になられて、お休みいただいたところを退出した。
この夏、体調を崩されるお客様も多く
まだ始まったばかりだが早くこの暑さから解放してほしいものだ。



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