高齢者の巻き爪補正は…

巻き爪の話

昨年末にケアマネ様からの紹介で利用開始された方だが
2件の皮膚科で爪が切ってもらえずに困っておられた。

高齢者の巻き爪は慢性化していることが多く
積極的に補正はしないが、食い込んで化膿する場合や
テーピングに時間がかかり、補正してほしい!とお願いされる場合や
ケア時に痛みが出て衛生的ではない場合等に補正することがある。

補正の方法もいくつかあり、アプローチの場所によって
補正具を変えつつ、高齢者の場合は「安全第一」で
一気に広げすぎず、優しい補正を私は心掛けている。

半年が経ち、5回の補正でここまで広がった。
驚くべき事は、ご利用開始直後は立位もままならなかったのに
昨日は手引き誘導で移動することができ、足元の踏ん張りが
効いていることが、見た目にも分かる身のこなし。
ご本人の努力の賜物だが、やはり足元が整うことでの
良いサイクルが出来ていると感じた。

痛みが出ない角度まで広がったので、ご家族と相談して
今後は爪切りのみの定期的なご利用に移行し
必要に応じて、断続的な補正で様子を見ていくことになった。

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