初回の依頼をいただき、爪に初めましてをするときに
う~~~ん。白癬かなぁ。と思う方もおられる。
ただ、私達ネイリストは診断はできないので
感染症の疑いがある方は「皮膚科を受診されてみてくださいね。」と
お声掛けをしている。
訪問医療が入っている方は、ケアマネさんにも連絡をして
「こういう状態なので、何等かの感染症の可能性があるかもしれない。」
事をお伝えしている。
白癬の場合高齢者は、肝機能障害などの影響が考慮され
飲み薬より塗り薬が処方される方が多いのだが
何しろ継続して塗らない方が多いように感じている。
もちろん白癬以外、抵抗力が落ちている高齢者は
カンジタなどの可能性もあるので、勝手に市販薬などを
使用することは避けたい。
巻頭の写真は、ご家族がとてもまめな方で、疑いがあると話をすれば
すぐに病院に行き、白癬の薬を毎日使用する体制を整えたことにより
とても綺麗な爪に蘇った例だ。
もちろん定期的なフットケア(1ヶ月に一度)で
爪の長さを整え、角質除去と白癬菌に侵された
爪を削り、薬を浸透しやすくする取り組みも行われた。

↑の方は、独居で薬の塗布が難しかったが
ケアマネさんと家族の協力で
介護保険の施設サービス利用時と
訪問サービス時に塗布することと
定期的なフットケアで爪が再生した。
必ずしも、全ての人が改善に向かうかというと
そうは言い切れないのだが、初期の方は是非
リセットされるように試みてみると良いのかもしれない。
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