もう一つの職場であるふれあいデイぱんじぃでは
1~2か月に1回ぐらいの割合で、食事やおやつの調理レクがある。
桜餅や、おはぎを作ったり(あんこから土鍋で煮るのだ)
かつては、クリスマスシーズンにロールパンを作ったこともあった。
いただく時になり、「あ~もうお腹いっぱい!」と。
半分を残されたり、まるまる食べられないという方もおられるのだが
そっとティッシュにくるんで持ち帰ろうとされる。
「もったいない」というお気持ちもあるが
「家族のお土産に」というお気持ちもある。
家族においしいものを持ち帰りたい、食べさせてあげたいという
お気持ちは、その方のこれまでの生きてこられた軌跡の中で
とても大切な思いなのだと思う。
もちろん、保健所の指導でそのようなことはできないのだが
忘れた頃に、同じ事が起こるので
がっかりしないように、前もってお持ち帰りはできないことを
お伝えしているのだが。
私達が出会う前、どんな生き様をされてこられたかを
思い浮かべながら、日々ご一緒させていただいている。
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